韓国仁川市永宗島の経済自由区域で建設中のインスパイア・エンターテイメント・リゾート（以下、「インスパイア」）は、この度6月20日に、サムスン電子と現代フューチャーネットと、LEDデジタルサイネージのシステム供給とリゾート内におけるイマーシブなメディアアートの展示ホール建設と共同出資にかかる基本合意書（MOU）を結びました。

調印式には、インスパイア・プロジェクトの親会社モヒガンのCEOレイ・ピナルトやCOOジョディ・マディガン、サムスン電子B2Bソリューション・グループ副社長イム・ヨンス、現代フューチャーネットCEOリュ・ソンテクなど、各社の幹部社員が出席しました。

サムスン電子と現代百貨店グループICT系子会社の現代フューチャーネットは、北東アジア最大の統合型リゾートとなるインスパイアリゾートで、デジタルLEDサイネージを導入するため、コンソーシアムを組みます。両社はそれぞれ、デジタルサイネージ技術の競争優位を活かした、ダイナミックで未来的なICTコンテンツとサービスを、リゾートの観光・ショッピング・エンターテイメント施設でお届けいたします。

リゾートのデジタルLEDサイネージ・システムの構築を目的とした、本サービス契約を結ぶことにより、サムスン電子はハードウェア・システムの「サムスン・スマート・サイネージ」を導入し、最先端のスマートソリューションを提供します。現代フューチャーネットは、イマーシブなデジタルコンテンツを集めたミュージアムの設計と運営を共同出資する予定です。

一方、インスパイア・エンターテイメント・リゾートは、イマーシブなデジタルコンテンツのミュージアムの開館に必要な土地、電力、電気通信、インフラ支援を提供します。

インスパイア・エンターテイメント・リゾート（2023年開業予定）は仁川市経済自由区域永宗島地区、仁川国際空港第３国際ビジネスゾーン（IBC-III）内にある436.7万㎡の敷地に建設されています。インスパイア・コリア・プロジェクトは3棟の五つ星ホテル、15,000人収容可能な多目的プロ・パフォーマンス・アリーナ、外国人客専用カジノ、ソウル首都圏内最大の会議・イベント施設、世界トップクラスのショッピング施設、全天候型屋内ウォーターパーク、大規模な屋外テーマ・ファミリーパークから構成されています。完成後、インスパイアは北東アジア最大の統合型リゾートとなる見込みで、本プロジェクトは、モヒガンの北米でのリゾート運営経験と幅広いエンターテイメント・ノウハウを韓国にもたらすことが期待されています。

インスパイアの親会社、モヒガンのCEOであるレイ・ピナルトは、「デジタル・サイネージは次世代メディアの主要なテクノロジーであり、世界トップクラスの技術力を持つサムスン電子と、数々のメディア展示ホールの開発と運営に成功してきた現代フューチャーネットとの戦略的パートナーシップは、インスパイア・プロジェクトが創造的なブランドを確立するのに最重要な取り組みです。」と述べました。また、「私どもモヒガンは、北東アジア最大の統合型リゾートとなるインスパイアが、世界中の観光客に多彩なコンテンツを提供するため、今後、あらゆる韓国企業とコラボレーションできることを期待しています。」と語りました。